ロタウィルスに感染したときの対応

Sick DaySick Day / Kelley Mari

子どもが嘔吐下痢症にかかりました。

はじめのうちは咳や鼻水が出ていたので、風邪かな?と思っていましたが、食後に2回吐き戻しをしたため小児科で診察してもらうと、嘔吐下痢症と診断されました。

この時期は、ロタウィルスが活発化しやすく、保育園などの園内感染の確率もぐっと高まります。

ロタウィルスによる嘔吐下痢症になったときの対処法をまとめておきます。

ロタウイルス感染症
・秋から年末にかけてはノロウイルスが、1月から4月にかけてはロタウイルスが主に流行します。
・生後6ヶ月から2歳の乳幼児に多くみられ、5歳までにほとんどの小児が経験します。

集団活動から隔離する

まずは保育園や幼稚園など、集団から隔離する必要があります。ウィルス性の病気は園内感染、子ども同士で感染する可能性が高いので、快復するまでしっかり休養させます。

診察と薬の処方

症状を調べれば、なんとなく嘔吐下痢症かな?と判断できましたが、小児科できちんと診察してもらうことで、薬だけではなく、正しい対応方法を教えてもらえます。

嘔吐したら30分は胃を休めること

嘔吐した場合、すぐに飲み物を与えても、吐き気がおさまっていないため、すぐ吐き戻してしまいます。嘔吐を短時間で繰り返すと脱水症状を引き起こしてしまうので大変危険。

これを防ぐには、「30分は胃に何も入れない」ようにすることです。

そして、30分たったあとも、一気に飲ませるor食べさせると、吐き戻しの原因になるので、飲み物は少量(おちょこくらい)を何回かにわけて与え、食べ物は消化がよく、負担が少ないもの(うどん・豆腐など)を与えるようにします。

嘔吐物・下痢が付いたものは消毒する

ロタウィルスの場合、嘔吐物や下痢に大量のウィルスが混入しているため、素手で触れたり、衣類に付いてしまった場合しっかりと消毒する必要があります。消毒を怠ると、二次感染の危険があります。

脱水症状に気をつける

脱水症状を防ぐには水を飲ませれば良いわけではありません。体に吸収されやすい水分を取ることが重要で、経口補水液スポーツドリンクなどが適しているようです。

自宅での経口補水液の作り方。|パパは小児科医。さんのサイトに自宅でつくれる経口補水液のレシピが掲載されていました。参考にしてみてください。

水   1,000ml
塩   小さじ3分の1(→理想は小さじ2分の1)
砂糖  大さじ4杯+小さじ1杯
これはスポーツ飲料より糖分少なく、ナトリウムという脱水改善に必要な電解質もスポーツ飲料より入ってます。

まとめ

今回の診察では、吐き止めの粉薬のほかに、吐き止めの座薬も処方してもらい、この座薬がけっこう効いてくれたおかげで、2日目には嘔吐下痢の症状がかなりおさまりました。

ただ、風邪のひき始めと、嘔吐下痢が重なったので、本人はだいぶ辛そうにしていました。

それと、嘔吐する前はぐったりしていますが、嘔吐するとすっきりして元気になるので、ついついご飯やお茶をあげたくなりますが、ぐっと30分我慢するのが大事だということがわかりました。