父親になるまで【破】

妊娠後期から臨月(8ヶ月~臨月)

少しずつ目に見えるような形で実感が湧いてくるのは、お腹が大きくなってきてから。
そして、性別も分かり、お腹の中でも活発に動き出してきます。

出産まで残り3ヶ月ともなるとお腹もさらに大きくなり、成長スピードも早くなります。
手をそっとあてると、呼応するように蹴ったりするので、未だ見ぬ子供の成長が楽しい時期でもありました。

動き出してからは胎名(たいめい)を付けて呼びかけるようにしました。
これが今振り返ってみるととても良かったです。なにが良かったか?それは次回で後述したいと思います。

この時期になると、妊娠線を防ぐ為にオイルを塗っていました。

妊娠線とは
おなかが大きくなり始める6カ月ごろから出始めます。急激に大きくなったおなかで、皮膚が急に伸ばされ、皮膚の弾性繊維が変性してできる皮膚線条です。


これにも個人差はあるようです。ちなみに使っていたオイルはこちら。



子供が成長する分だけ、体重が増えます。増える重さは子供の体重だけではありません。羊水は臨月には2リットル(2kg)ほどにもなり、胎盤だけでも1kgくらいになるので、日常生活にもどんどん支障がでてくるようになるのは仕方がありません。

注意しなければならないのが、お腹に強い衝撃を与えないこと。机やドアに当たることも気にしていました。
外出すれば今まで何ともなかった、走り回る子供、よそ見している自転車などが急におそろしく感じてくるのもこの時期です。

体の変化「むくみ」

お腹が大きくなってくると、そのぶんお腹や足の付け根の部分が圧迫され、下半身への血流が悪くなるため「むくみ」が起こります。
むくみが強いときは、足の甲がぶよぶよして、押してみるとへこんだまましばらく戻らないくらいでした。
夫の皆さん、こういうときはマッサージをしてあげましょう。しっかりマッサージしてむくみが取れても翌日にはまたむくみが復活しますが、めげずに頑張りましょう!マッサージ以外にできることはそんなに無いでしょうし、なんといっても、とても感謝されます。

むくみというとそんなに怖くない感じですが、悪化すると「静脈性浮腫」に重症化しかねないので注意しましょう。それと、むくみ以外にも高血圧などもあるようなら「妊娠中毒症」の可能性も出てくるので、しっかり栄養と休養をとるようにしなければいけません。


出産にあたって「無理なく自然に」という希望から妊娠初期の早いうちからソフロロジーを取り入れていました。
産院でもソフロロジーを推奨していて、リラクゼーションCDを聴きながらイメージトレーニングをしました。


この時期に心がけたこと

  1. 生活に支障が出てくる妻の身体的サポート
  2. 胎名で積極的に呼びかけ
  3. 1日の終わりに体調をリセットさせるマッサージ



そして、ついに迎えた臨月。
子宮口が開いてくれば、赤ちゃんの「今から向かいます」の合図。

準備万端で迎え入れましょう。