ポジティブ脳天気バンザイ! -書評- @OZPA 著「あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方―これだけやれば成功する50の方法」
天使
3度の飯より篠崎愛が好きな@OZPAさんの「あっという間に月25万PVをかせぐ人気ブログのつくり方―これだけやれば成功する50の方法」を読みました。
今年読んだ本の中でいちばん「脱線度」が高い。
彼のブログ「OZPAの表4」のエントリーを2,3読めばその空気感を感じてもらえると思いますが、これほど「スキあらばボケかます」人は珍しい。
読み進めるうちに、マジメな文章が続くと逆にそわそわしてくる摩訶不思議アドベンチャー。おっすオラ孫正義。こんなかんじ。なにそれ。
「脱線者」でおなじみ、織田裕二さんも、こういうに違いありません。
「@OZPAは本書でふざけてるんじゃない。
本書で「も」ふざけてるんだ!」
でもね、キライじゃない。いや、むしろ好き。
偶然にも同い年というのもあるかもしれないのですが、いちいちストライクゾーンなんですよね。
偉人の名言の中から「長州力の名言」をチョイスしてくるところとか、
「フルハウスのジョーイ」とか。ステファニーもイチコロですよ。
腐っても鯛。ふざけてもOZPA。
すらすら読み進めていくとところどころに感じる、ブログに対する@OZPAの「熱」。
本書の核心。それこそが「熱」だと気付かされました。
安易なアクセス数アップ目的や、シタゴコロみえみえの副収入を目的としたブログは続かないとしつつも、ブログを続けるには読んでくれる人の反応がないとダメなことや、反応してもらうためにはどういうアプローチをとればよいのかを丁寧に、しっかりふざけながら説明されていました。
p.78 目標があるからこその戦略
例えば、とあるサラリーマンの男性(既婚・子供1人)が「1週間毎日ブログを更新する」という目標を立てたとします。彼には仕事もありますし、休日には家族サービスなんかも考えなければなりません。となれば、立てる戦略は「いかに時間を捻出するか」といったものになってきます。
どこの俺だよ!とツッコミをいれながらも、その的確な方法論は「ふうむ、なるほどね。」と腑に落ちること落ちること。このひと頭いいよ、ゼッタイ!
「自分のブログを一番好きなブログといえるようになる」
「ふつうの人代表」といってた@OZPA氏が、このあいだサッカー始めたと思ったらインテルに入った長友のように雲の上の人になった瞬間でした。坂の上の雲ならぬ、雲の上の坂から転がり落ちたらいいのに。
OZPA文を読むともれなくOZPA菌がくっついてこういう文体になってしまうので注意が必要ですが、要するに「自分の好きなことや、楽しいと思えることを詰め込んでいけば、そのブログは自ずと自分だけの色がにじみ出てくるもの」ということです。
発信しないことは宝の持ち腐れ!MOTTAINAI!
つまらないかも?誰か書いてるかも?キニシナーイ。
楽しかった!おいしかった!おもしろい!どんどん書いて行きましょう。
考えるだけじゃなく、ストックするだけじゃなく、どんどん出す。
ブログ書いてるほとんどの人がプロじゃないんだから「量」が「質」に転化するまでやりましょう。ドラクエなら「どんどん書こうぜ」スパロボなら「努力幸運必中鉄壁熱血」です。なんのこっちゃ。
本書に込められた2つの「熱」をぜひ確認してみてください。
1つは、ブログを愛する熱。
そして、縦横無尽、慇懃無礼に繰り出される@OZPAの異常なボケ熱。
さいごに
p.270 ブログは手段であって目的じゃない
ブログに対して難しい印象を抱いていた方は、少しでも気が楽になったでしょうか?ブログは簡単なようでその実奥が深く、でも、やっぱりそんなに難しく考えることはないものだということが分かっていただければ幸いです。
すごく気が楽になった。ありがとうございます。
もう@OZPAに足向けて寝られない。立って寝ます。