はじめてのスプリントレビュー、ふりかえり

Die Scrum Retrospective im Uberblick By CoOrpheum
はじめてのプロダクトバックログの後、2週間のスプリントが終了。
この10日間は長いようで短く、しかしながら、スプリントの間は試行錯誤を繰り返していたので、やっぱりいつもより長く感じました。
その10日間の
- スプリント#1のステータス
- カイゼンしたい点
- 良かった点
- やってみて見えたこと
- まとめ
を書いておこうと思います。
スプリント#1のステータス
ストーリー | 8個 |
完了ストーリー | 6個 |
ストーリーポイント | 24pts |
完了ストーリーポイント | 16pts |
タスク | 21個 |
完了タスク | 16個 |
理想時間 | 105時間 |
完了時間 | 57時間 |
カイゼンしたい点
INVESTを守れてないストーリーは作業が詰まる
- Independent (非依存)
- Negotiable (交渉可能)
- Estimatable (見積可能)
- Sized appropriately (手ごろな大きさ)
- Testable (テスト可能)
タスクが大きかった
何日たっても同じタスクが「Doing」状態になっているのは、タスクが大きすぎることが原因でした。「○○クラスの設計・作成」というタスクは、細分化すべきで、とてもタスクとよべるものではなく、今後の課題になりました。
タスク見積りが甘かった
タスク洗い出しもままならなかったが、ざっくり決まった理想時間の見積りは、スプリント期間中、あって無いようなものでした。スプリントレビューで、理想時間よりも理想日のほうがよいという意見がでたので、#2は理想日で実施する予定になっています。
良かった点
デイリースクラムが効果大
デイリースクラム(スタンドアップミーティング)を始めたことで全体の作業効率が上がったなという実感がありました。
昨日までやってきたこと、今日のやること、全体に伝えたいこと
それをメンバー各々が短い時間で伝えることで、「全体認識」や「プロジェクトへ関心」が高まりました。裏を返せば、これまでどれだけズサンなホウレンソウだったのかと小一時間といわず問いつめたい気分です。
いつでも目視できる付箋紙+ホワイトボード
いつも何度でも貼り剥がし可能、付箋紙。
図を描けばスケッチブック、線を引けばテーブルに早変わり、ホワイトボード。
この組み合わせは予想以上に便利でした。
話し合いながら、手を加えていくことができるし、追加・変更・削除も自由自在。
スクリーンショット残したければ、iPhoneで撮影すればいい。
アジャイルについて関心を持ってくれた
最大に良かった点。
アジャイル開発が1人で成り立たないということは、たった1人がスーパーカミカゼアジャイルサムライであっても効果が十分に発揮できません。(もしかしたら1人で何とかするかも:0)
メンバーの何人かは作業の合間に、アジャイルの資料に目を通してくれたり、参考書籍としてホワイトボードに立てかけているアジャイルサムライを手にとってくれたりと、少なからずアジャイルに興味と関心を向けてくれているようでした。これが今回一番の収穫だったとおもいます。
やってみて見えたこと
知識だけじゃなく「伝える力」が要る
いまの開発現場を変えたい。そういう想いでアジャイル開発を導入しようと発起しました。
書籍もスライドも読み漁り、準備万端でチーム全体にプレゼンを行なった際に、おもいがけない質問にしどろもどろする場面や、上手く回答できない場面に遭遇しました。
アジャイルに関する知識はもちろん必須なんだけど、それだけじゃなく「伝える力」が必要だと思い知りました。
いかに全体を巻き込めるかどうか
最初から本に書いてある通りに事が運ぶのなら、みんな億万長者です。
失敗はあたりまえ、つまづくのは当然と心得て1つずつ積み上げていくことが大事だと感じました。
自分だけで抱え込まず、チーム全体に投げかけてみましょう。思いがけないヒントがもらえるかもしれませんし、他の人の意見でひらめくこともあります。
その結果、チームを巻き込めれば、目的達成は近づくのではないでしょうか。
2012年のVisual Studio ALM MVP受賞者、@libatyさんは、私と同じ時期にアジャイル開発をスタートされていて、それまでの経緯をスライドにまとめており、共感することも多く、いまからはじめてみようと考えている方にも参考になると思います。
「ウォーターフォールからアジャイルへの変革」
それはまさに、自分がいまの現場に掲げるスローガンでもありました。
@libatyさんのブログ
寝ても覚めても.NET(?)
まとめ
- アジャイルはすごく頭を使う
- 上手く回り始めた時、スゴイ効果がでそう!というポテンシャルを感じた
- ふりかえり大事