Appleが新入社員におくったメッセージが天国だったり地獄だったりしている件

こちらがAppleから新入社員へとおくられたメッセージ。

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「喜んで週末働きたくなるような仕事。」

この言葉の受け取り方で、天国だったり、地獄だったりしているようです。

天国

Life is beautiful: 喜んで週末働きたくなるような仕事を選べ
せっかくこの世に生まれて来たのだから、思いっきり人生は楽しむべき。そのためにも、夢中になれる職、人生を賭けることのできる仕事を選ぶことが何よりも大切。好きだから、誰よりも頑張れるから、他人よりも良い仕事ができる。成功できる。充実した人生が楽しめる。

地獄

アップルが新入社員に渡すメッセージがブラック企業みたいな件 : アゴラ - ライブドアブログ
みんなが「さすがアップル」と絶賛し、「いいね」を押していた。賛同した彼らの気持ちはよく分かるのだが、私は首をかしげてしまった。アップルの名前がなければ、最近話題の「明るいブラック企業」にそっくりだったからだ。若者たちよ、「やりがい搾取」「明るい過労」に負けてはいけないのだ。

天国のような地獄もあれば、地獄のような天国もある

私自身、ソフトウェア開発業に携わっていて、新しい技術に触れた時の高揚感や、自分の組み上げたプログラムが動いたときのうれしさ、達成感は一度体験してしまうと、麻薬のような中毒性があると思っています。

この高揚感・達成感(天国)を得るために、日々の勉強やスキル習得(地獄)をくりかえしているわけです。

ときには、ひどく退屈で、自分がやりたいとは微塵も思わない仕事もあります。にんげんだもの。

そう、人間。

人間だからある程度の無茶はできても、体に支障をきたしてしまうほどの無理をしてしまうのは、今後の自分のため、または家族のためによろしくないのではないかと考えています。

ランナーズ・ハイ、クライマーズ・ハイ

「最高にハイって奴だ!」っていう状態になったときは、出来うるかぎり身を任せてやれるだけやってみます。気持ちにブレーキをかけすぎるのも精神衛生上よくないとも考えているからです。

砂漠の先に見えてくるオアシスはたしかにありますし。

Appleからのメッセージは「志」と「自信」

楽しくもない仕事に振り回されながらオフを待ちわびるより、これをやりたかったんだ!といつも思える職場で好きなだけ(オフも含め)夢中になって取り組めれば、それは、幸せだなと私は思いました。

Appleがおくったメッセージは、Appleという企業が目指す「志」をのせたものではないかと思えましたし、こうやって言い切れるのも自社がつくっているものに対しての「自信」があるからこそではないでしょうか。

それにしても、天国・地獄って両極端なようで、コインのように表裏一体なもののような気がしてきますね。