パチンコに対する「想い」と「願い」

別に痛くない。

痛いニュース(ノ∀`) : ジャンプ漫画家うすた京介 「パチンコ屋なんかこの世から無くなればいいのに」 - ライブドアブログ

でも、パチンコを斬る漫画家もいれば、パチンコに乗る漫画家もいるのではないか?

アニメ化や映画化、グッズ化の先に、パチンコ化も当たり前になった昨今。

漫画だけに限らず、美空ひばりや、ピンクレディー倖田來未、などの歌手や、巨人の星や必殺仕事人などのテレビアニメ、テレビドラマなど、ジャンルも幅広い。

韓流ブームが来れば、冬ソナを大量導入。
オタクブームが来れば、萌えのラインナップを充実させる。...オタクブームってなんぞw

私がアニメで観ていた「交響詩篇エウレカセブン」もスロット化されている。

話は逸れるが、エウレカセブンの新しいシリーズが今春から始まるっぽい。
前作を見た人も、そうでない人も期待してよし!

閑話休題

かくいう私自身も、パチスロをやっていた時期があり、社交性とはかけ離れた、射幸性にハマり、つぎ込み、勝ったり、負けたり、負けたりしながら、結局勝っても負けても暇とカネの目処がつけば足を運んでいたことを告白して、禊(みそぎ)としたい。
この頃は、店に入る前は、「勝ったら豪遊」で、いざ勝って店を出ると「明日の軍資金」、負けて店を出ると「明日は取り返す」というとんでもない心理状態になっていた。どっちにしろ明日もパチンコなのだ!

エンターテインメント、遊技台なんて書くと、すごくライトなイメージがあるが、やっていることは、福沢諭吉を玉やメダルに換えて、多ければ10時間以上も打ち続け、玉やメダルを金貨に換え、金貨を紙幣に換える。または、そのまま帰る:p

「千円札が5分で消える世界」

それがパチンコなのだ。

うすた京介さんが危惧する「敷居が低く、あまりにも簡単に人生を狂わされる」とは、このライトな入り口、ヘヴィな中身、のことなのではないだろうか。

実体験を元に語るとすれば、パチンコはとても楽しく、面白く作られている。
接客サービスもすばらしい。常連客とのコミュニティもできたり、(彼|彼女|夫|妻)と出会えたひとも少なくないだろう。
だからあんなにハマる人がいるし、あんなに抜け出せなくなる人がいるのだ。

パチンコ業界が生み出す雇用も考慮せよという反論もあるだろうが、健康や環境を害してなお、タバコを作り続けている人の言葉と似ていると私は感じる。

また話は逸れるが、私は宮崎駿さんが好きだけど、彼がタバコを吸いながら「自然を大事にしなきゃね」と吸殻をポイしたら、「恨みで自我を失ったもののけ、おっことぬし様の勢いで、となりの崖の上の天空の城まで神隠し」したくなるだろう!

閑話休題

やめろ、とはいわない。
いったところで止め(られ)ないことは自明であるので。

ただ、本当にパチンコが好きな人、本当にタバコが好きな人は、節度もあって、自分の許容範囲を決して超えることなく、娯楽・嗜好という枠内で楽しんでいるはずだ。
そういう人の居場所を狭くする・失わせる要因が、子どもを放置して死なせたり、借金苦で家庭崩壊したり、ポイ捨てや歩きタバコで他人に迷惑を及ぼしてしまう一部の人であることを、その一部の人たちは、よーく肝に命じておく必要がある。

自分の居場所を失いたくないのなら、人の居場所も尊重しなければいけない。

自由と、自分勝手は、似て非なるものというのは小学校の道徳で学んだとおもうので、繰り返さない。

そして、物心もつかない命が、娯楽という物に心を狂わされた人の犠牲になることを繰り返さないでほしいと願う。