第5回 四万十桜マラソン大会に出場してきました

桜マラソン大会

写真は、「」です。

似非プチマラソンランナーとしてその名を轟かせつつある私ですが、2013年4月7日に開催された「四万十桜マラソン大会」に出場しました。

四万十川桜マラソン 大会要項
四万十川桜マラソン コースマップ
二つの沈下橋を渡る、高低差100mのゆったりした下り 川沿いに並ぶ桜並木、畑を埋め尽くす菜の花、まぶしいぐらいの新緑につつまれて、 四万十川をゆっくりとマラソンで下ってみませんか? コースには7つの沈下橋があり、そのうちの2つを渡るコースとなっています。

今年で5回目となる本大会。

結論からいうと、完走できませんでした。さすが似非プチランナー……。

フルマラソンの洗礼をたっぷりと受けてきました。詳細は続きから...。

「桜なし」

桜の満開宣言はとうに過ぎていました。そして、レース前日の爆弾低気圧により、のこりの花びらも吹き飛ばされるというアクシデント。

爆弾低気圧、西日本に強い風雨 7日にかけて東日本~北日本でも大荒れに : J-CASTニュース スクリーンショット 2013 04 10 13 29

沈下橋なし」

開会式の町長さんの挨拶で、悪天候によるコース変更がいい渡されました。

河川の増水により、沈下橋がリアルに沈下する勢いなので、渡れませんとのこと。そりゃそうだ。

さあ、この時点で、このレースの見所であり、モチベーションでもあった「桜」と「沈下橋の2つが無くなってしまいましたよ!

天気が絶不調

冒頭の写真のとき(朝7時)の時点では、「曇天」でした。
開会式が終わりスタートまで30分をきった頃は、「小雨よりちょっと強い雨」にかわりました。いやな空気を感じつつも、体を冷やさないようにしっかりウォームアップをしていました。

晴れの日を想定してきたので、雨天時の装備がまったくできていない私に、大会スタッフから雨よけのビニールポンチョが配布されました。これはうれしかった。晴れたらもっとうれしいけど。

これからは、かならず1個もっていこうと思いました。

その後、スタート1分前には「本降り」となりました。

不安&モチベーションゼロからのスタート

初のフルマラソンでこんなことになるなんて…。

そう何度も頭をよぎりますが、スタートラインにたったら俺はランナー。始まるのです。切替大事。腹をくくりました。

IMG 4362

伝わるでしょうか、この空模様。雨です、降ってます、濡れます、顔面までも。…あれ?これは…涙…?

「パァン」という音は聞こえませんでしたが、前のランナーが盛り上がり始めたので走り始めたというゆるゆるスタートww

スタート〜10km地点

走り込み不足という、唯一にして、最大の問題を抱えていたので、「7分/km」というペースで走るのが、今回のたった1つの作戦でした。

5kmまでは、雨が降ってること以外は順調そのもので、体もいい感じに暖まってきているようにおもえました。

問題はその後。

10kmに差し掛かるとき、雨はその勢いを増し、風も強風、ときたま暴風となってランナーを襲います。雨より、風が恐ろしいことを身を持って経験しました。

雨 → 体濡れる → 風 → 体冷える → 暴風 → 心まで冷える

スーパーコンボ

10km〜20km地点

風雨にさらされつつも、じりじりとその距離を伸ばしていると、なんだか空が明るくなってきた!

14km地点。給水所で、トイレ待ちをしていると、日も当たってきてる!!こっからや!こっから天気が持ち返すんや!

20km〜30km地点

どっしゃぶり。orz

26km地点には、「関門」があり、ここを3時間30分までに通過しないと、レースが強制終了します。

関門の存在は、走っている際中に知りましたがね。

私が通過した時のタイム、なんと、3時間22分。⊂(^ω^)⊃ セフセフ!!

30km〜33km地点

あれ、40km地点の間違いじゃない?

いいえ、33kmです。

関門を過ぎても、立ち止まったり、歩くことなく進んでいたのですが、28km地点で足が止まりました。走りこみ不足は否めないのですが、それにしても体が冷えて、想像以上に体力を消耗していました。

一度止まったら、元のように走り始めることは難しく、雨に打たれ、ずぶ濡れのまま歩く、マラソンというより修行の一環なのでは?と見まがうほどでした。

寒中、沿道で応援してくれる地元のみなさん、交通整理をしてくれるスタッフのみなさん、おにぎりやバナナをくれるサポートのみなさん、ありがとう。おれ、もう…意識が…

歯ガチ 棄権を決断

歯がガチガチってなる現象、通称「歯ガチ」が始まったこと。疲れのためか、冷えたためか、なぜか左足が上がらない満身創痍の状態になったこと。「もうそろそろ40kmくらい来たかな?」とおもった矢先の「あと9km」の表示にポキンと何かが折れました。

救護スタッフが私を収容車にのせてくれました。車の中は暖かかったです。その車でゴール地点までいきました。10分ほどで到着しました。文明の利器ですね。

フルマラソン 33kmリタイア 記録なし

というのが、私の記録でした。

いま思い返しても、あそこで無理をせず棄権してよかったです。最悪のコンディションのなか、よく33kmも進んだと、自分で自分を褒めたいとおもいます。

ランナーのみなさん、お疲れ様でした。

スタッフの皆さん、お疲れ様でした、ありがとうございました。

また走る機会があれば、今度こそ!晴天の、桜舞う、沈下橋を、笑顔で完走したいとおもいます!