Redmineを最新版 v2.6.0にアップデートした(1.2.1)
2011年からイシュー管理やバグ管理を効率よくおこなうために、Redmineを利用しています。
社内サーバーにHyper-Vで構築したWindows Server 2003 R2上で運用を開始しました。
公式サイトのリリース情報を確認してみると、いつの間にか2.6.0までバージョンが進んでいました。
別に不都合もなく使えているので、このままでもいいかと思いましたが、「悩んだときは最新を」という自分ルールに従ってバージョンを上げることにしました。
Bitnamiで提供されているRedmineインストーラを使います。 Redmineを動かすためのRuby/RoRや、MySQLのインストール・設定まで行ってくれるので便利です。
v1.2.1もBitnamiのパッケージを使用しました。
インストールの前にしておくこと
- 旧バージョンのデータベースをバックアップします。 1-1. バックアップ方法については公式参照:データのバックアップ方法 -- Redmine.JP
- 旧バージョンのアプリを管理ツールから「すべて停止」させます。
※先に手順2を行うと、データベースバックアップの際に、MySQLが使えないと怒られるのでバックアップを先におこなってください。 ※「すべて停止」させた状態でセットアップをおこなわないと、Web Server Portの設定(たとえば80番を設定した)時にポートが使用中で設定できません。(あとでポートを変更する場合、%REDMINE%\apache2\conf\httpd.confを編集する)
インストール
インストーラをダウンロードします。
Redmine Cloud Hosting, Redmine Hosting - Installers and VM
「bitnami-redmine-2.6.0-1-windows-installer.exe」を実行して、あとはウィザードに従って進んでいきます。 ※セットアップの途中に何も表示されない項目とチェックボックスが出てきますが、次へで進みます。
セットアップが完了。ファイルのリストアとデータベースのマイグレーション
Redmineに画像をアップロードしている場合、InstallDir\apps\redmine\files からファイルをコピーします。 プラグインを使用していた場合、InstallDir\apps\redmine\vender\plugins からファイルをコピーします。
データベースのマイグレーション時につまづいたのですが、BitNami Redmine Stack のアップデート 2.3.0-0 to 2.5.1-1 | A certain engineer "COMPLEX"の手順(2)に詳細な手順と、エラーが出た場合の対処法が書かれていて、参考にさせていただき解決しました。
※プラグインについては、バージョンを上げることにより使用できなくなるものがあるかもしれません。
ローカルサーバーで動作確認
ここまでくればhttp://localhost:3000で動作確認できる状態になっていました。
※3000番がダメなら、先ほどの設定でローカルホストをカスタマイズしているはずなので、その番号を入力する必要があります。
1.2.1と2.6.0の違い
インストールディレクトリが違う
apps以下のディレクトリ構成が深くなっている
プラグインを配置するディレクトリが変更されている
2.6.0ではBundler(bundler-1.7.0)が使用されていた
RedmineはRuby on Rails上で動いていて、さらにBundlerによって、gem(ライブラリ)のバージョン依存管理がされていました。これは便利。
Rubyも、Ruby on Railsもまったく詳しくないのですが、PerlでCarton(BundlerをPerlに移植したCPANモジュール)を使った経験があって助かった。
旧バージョンと同じポートで運用を開始するとラクだった
ポートが同じで、仮想マシン側のIPアドレスも固定なので、サービス開始後もURLの変更することなく使いはじめることができました。
細かいところで何度かつまづいたのですが、無事にバージョンアップ完了できてホッとしました。
ちなみに。Microsoft Azureだと2分。
Azureがんばっているので、応援したい。
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